尿毒症

尿毒症とむくみ

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尿毒症

尿毒症は、腎臓の機能が著しく低下したために、体内に毒素がたまり、身体のあちこちの臓器に障害があらわれるようになった状態をいいます。

放置すると、本来腎臓で処理され、排出されていた毒素の蓄積により、生命の危険におよびます。

慢性腎不全の末期、および急性腎不全の乏尿期(ぼうにょうき)に現れる症状で、ひとつの独立した病気を示すものではありません。

現在では、透析療法が進歩し、透析のために通院をつづける必要はありますが、仕事やレジャー、スポーツなどかなりの程度、健康な人と同じ生活を送れるようになります。

旅先や出張先で透析センターへの連絡が取れる場合には、旅行もOK!です。ただし、食事、水分、塩分の制限は続ける必要があります。

透析を受けている患者さんの社会復帰の割合は70パーセントです。透析は腎臓に代わって、体液のバランスと量を機械によって正常に保つものです。

しかしすべての腎臓の機能を代行できるわけではありません。

人工透析が長期間におよぶと全身にわたり合併症が生じます。

尿毒症の主な症状

1.心臓、呼吸器系

・むくみ(浮腫)

・呼吸困難

・左心不全

2.皮膚

・色素沈着

・紫斑(内出血で現れる斑点)

・かゆみ

3.神経系

・不眠

・幻覚

・不安

・うとうと状態

・嗜眠

4.消化器系

・吐き気

・嘔吐

・食欲不振

・下痢

・口内潰瘍

・しゃっくり

尿毒症と診断されたら、ただちに治療を開始します。

まずは対症療法を試し、それでも症状が改善しない場合は、透析治療に入ります。