急性糸球体腎炎の治療

急性糸球体腎炎の治療

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急性糸球体腎炎の治療

むくみ(浮腫)、高血圧、血尿をその3大症状とし、腎機能検査や血液検査から、急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)と診断された場合、治療法は、対症療法が基本です:

1.安静

2.食事療法

3.薬物療法

1.安静

発症初期は特に、きちんと安静を守ることが必要です。

安静というのは、横になっているということです。

体内の物質代謝を低く抑えることで腎臓の負担を軽くします。

またそれによって腎臓の血流が良くなることも回復に寄与すると思われます。

患者の状態に合わせて医師が「安静度」の規準を示します。

いずれにしても、少なくとも1年間は、医師の指示に従って生活することになります。

激しいスポーツ(水泳、登山、スキーなど)は避けます。

また妊娠も避けたほうがよいでしょう。

2.食事療法

むくみ(浮腫)がある場合には、急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)にかかわらず、塩分や水分を控えますが、急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)の場合には、さらにたんぱく質も控え、高カロリーを摂取するようにします。

これは、腎臓の機能が低下すると、たんぱく質から生じる化合物や塩分の成分であるナトリウムの排泄がうまくできなくなることから、血液中にこれらの成分が増え、それがむくみ(浮腫)や高血圧の引き金となるからです。

したがって腎機能が回復するまで、その程度に応じてたんぱく質や塩分を制限することが必要となるのです。