ネフローゼ症候群とむくみ

ネフローゼ症候群とむくみ

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ネフローゼ症候群とむくみ

ネフローゼ症候群は、たんぱく尿が出て、血液中のたんぱく質が不足する病気です。

ネフローゼ症候群は、成人ネフローゼ症候群と、小児ネフローゼ症候群に大別され、いずれもむくみ(浮腫)が重要な診断基準となります。

ネフローゼ症候群の3大症状は以下の3つです。

1.たんぱく尿

2.むくみ(浮腫)

3.高脂血症

全身にむくみ(浮腫)が生じると、胸水や腹水、陰部水腫(いんぶすいしゅ)といった症状が出ます。

そしてむくみ(浮腫)が今度は、悪心(おしん)、嘔吐、下痢、腹部膨張感、腹痛、呼吸困難を招くことになります。

その他、血圧の低下、顔面の蒼白、頻脈、冷や汗といった症状もあります。

尿の変化も重要です。

以下に、自覚症状としてわかりやすいものをあげます。

ネフローゼ症候群の主な自覚症状

●顔や足がむくむ

・夕方になると靴がきつくなったり、指輪がきつくなったりする。

・体重が増加する(多少の変動は誰でもあるものです。毎日、同じ時間に体重をはかり、1キログラム内での増減ならば正常範囲です。それ以上の場合は要注意です)。

・足を押すと、皮膚が元にもどりにくく、押したあと(圧痕)が残る。

●尿の変化

・尿の量が減る。

・尿のあわ立ちが著しい。

・尿の色が濃くなったり、白っぽくなる。

●全身の倦怠感、疲れやすさ

・めまい

●息切れ、咳

・身体を横にすると咳が出たり、呼吸が苦しくなる(胸水、腹水が疑われます)。

●高血圧

・高血圧の症状が出ている場合は、すでに腎臓機能が低下している、進行している、疑いがあります。